外国人に人気/Dual Hanko

Dual Hanko


【特報:デュアルハンコ、2023年夏、立て続けにテレビで紹介!】

■9月8日(金)テレビ朝日「スーパJチャンネル」(前半約8分)

■7月20日(木)日本テレビ「news every.」(2分30秒過ぎから)


外国人観光客の日本土産は数多くあります。その中にあって、ハンコもなかなかの人気です。

理由の第一に挙げられるのは、
「ハンコは自分たちの国にはない、日本独自のモノだから」
ということになるでしょうか。

制度としてはもちろん、文化としてもハンコは日本人の生活に欠かせないものです。本人確認の手段として、あるいは本人の意思表明の証として、ハンコがこれだけ重用されるのは世界でも日本だけです。

しかし「日本独特のモノだから」というだけの理由であれば、ハンコであれば何でもよいということになります。

事実、外国人観光客がが多く行き交う街のハンコ店では店頭(外)のクルクル回るケースに収められた既製のハンコを、その安さもあって、多くの外国人が面白がって買っていくと聞きます。

もちろんそれらの既製ハンコは「佐藤」「鈴木」「田中」であり、買っていく外国人観光客とは何の関係もありません。彼らはただ単にハンコという「物体」を求めるに過ぎないようです。

しかし、そこからう一歩進んで、
「自分の名前が彫られたハンコを日本旅行の記念に買って帰りたい」
「家族や友人への土産として、彼らの名前が彫られたハンコが欲しい」
という外国人観光客も決して少なくありません。

例えばTomさんであれば「賭夢」「吐夢」「都務」などの漢字が思いつきますし、漢字は中国から渡来した文字であるという観点に立てば、日本独自のひらがな・カタカナで「とむ」「トム」と彫るのもよいでしょう。

しかしこのような場合、ほとんどの外国人はその印影を見ても、何と彫られているかが読めず、従って誰のハンコかはわかりません。

かといって”TOM”とアルファベットで彫られたハンコからは、日本独特の文字文化を感じ取ることができません。

そこで当店では、漢字とアルファベットの両方が彫られた、その名も【Dual Hanko】を考案しました。
(※DUAL=2つの部分からなる)

漢字には「音」だけでなく「意味」があります。当店では音と意味を併記した漢字一覧ファイルをご覧に入れながら、少しでも良い意味を持つ漢字の組合せをお客様に提案しています。

「自分の名前を漢字にするとこんな意味になるのか!?」
と、思わぬ発見に興奮する外国人観光客の姿を見るにつけ、少々大げさに言えば、これはもやは単なる商売を超えた、ある種の文化交流だとさえ感じるときがあります。

【Dual Hanko】 は2017年5月にNHK WORLD TOKYO EYE 2020で紹介されたこともあり、 当初は外国人観光客からの注文がほとんどでした。

しかし2018年4月に産経新聞に紹介されて以降は、
「ホームステイ先のご家族へお土産に」
「来日にしている外国人研修生への記念品に」
など、日本人のお客様からもご注文いただくようになりました。

この【Dual Hanko】も最短1本30~40分ほどで出来上がりますので、
「どうしても今日中に欲しい」
というお急ぎのお客様にもたいへんお喜びいただいております。

・・・ただし、慣れない英語の接客はいつになっても大の苦手です。こんなことになるなら、学生のころ、もっと真面目に勉強しておけばよかった。

【2020.09.29追記】
2020年9月上旬、Dual Hanko デジタル印鑑の件で共同通信から取材を受けました。
その1週間後、記事が配信される前日に記者さんから連絡があり、
「取材のとき、実物のハンコの写真を撮影するのを忘れました、すみませんが撮ってお送りいただけますか?」 と急遽お願いされれました。

でも記事の内容はあくまで実物ではない「デジタル印鑑」なのだから、わざわざ現物のハンコの写真を載せる日必要があるのか?とも思いました。しかし、かといって取材してくださった記者さんの頼みを断るわけにもいかず、いつも持ち歩いている安いコンパクトデジカメで(スマホを持っていないので)撮影して送りました。

デュアルハンコ、丸型と角型 それがこの写真です。

ところが数日後、Dual Hanko デジタル印鑑英語版オンラインショップに立て続けに2件の問合せが入りました。
ハワイのお客様「デジタル印鑑ではなく、実物のハンコが欲しい」
イギリスのお客様「デジタル印鑑と実物のハンコ、両方買いたい」

いったい何がどうなったのか? あまりの急な展開に驚くばかりですが、 その後、ジャパンタイムスのWeb版共同通信の記事が転載された知り、ハタと膝を打ちました。

あのとき、頼まれるまま何の気なしに撮影した写真が、見知らぬ外国の方の興味を引いたというわけです。まったく、人生どこで何が起こるかわかりません、

その後それぞれ何度かのメールのやり取りの末に無事受注に至り、早速製作して発送すべく郵便局に向かうも、あいにく現時点では新型コロナの影響でアメリカを始め多くの国への航空荷物便が引き受け停止中。ハワイのお客様には事情をお話しして航空荷物引き受け再開までお待ち願うことになりました。

一方イギリスへは航空便が通常通り飛んでいて無事出荷完了。後日到着とお礼のメールをいただきましたが、驚いたことに10数本の追加ご注文をいただきました。

デジタル印鑑も良いけれど、やはり皆さん、自分の名前が彫られたハンコを実際にペタンと捺してみたいのでしょうね。最初は突然のことに驚き、戸惑いましたが、今回の海外からの「実物ハンコ」のご注文に、少なからず意を強くしました。

以上のことから、この機会にデジタル印鑑だけでなく、実物のハンコについても海外からのご注文をお受けすべくオンラインショップを整備し、日本語版・英語ともこのたびようやく完成いたしました。残念ながら今なお多くの国に航空荷物便が飛んでいないので、現時点では海外からのご注文を泣く泣くお断りしておりますが、従来の輸送体制に戻り次第、海外からもご注文いただけるようになります。

「日本がダメなら、世界に羽ばたけ!」-なんて、さすがにそこまで大きなことは言えないけれど。

■日本語版オンラインショップを見る>>
■英語版オンラインショップを見る>>

【2023.06.20追記】
コロナ収束、とまでは言える状況にはいまだないものの、5類移行とともに来日外国人観光客も再び増え始め、当店もデュアルハンコをご注文にいらっしゃる外国のお客様を頻繁にお迎えするようになりました。

デュアルハンコをご注文いただいた外国からのお客様①
デュアルハンコをご注文いただいた外国からのお客様②
デュアルハンコをご注文いただいた外国からのお客様③
デュアルハンコをご注文いただいた外国からのお客様④

ただただ、ありがたいことです。

※Dual Hanko は有限会社 文福堂印房の登録商標です。
※Dual Hanko のデザインは意匠登録されています。

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