テレビ朝日「10万円でできるかな」

㈲文福堂印房の外国人観光客おみやげ印鑑「デュアルハンコ」がテレビ朝日「10万円でできるかな」で紹介。

テレビ朝日の人気バラエティ番組「10万円でできるかな」担当ディレクターから取材依頼の電話があったのは令和6年(2024)2月中旬のこと。

「外国人は1人あたりハンコを何個買うのか?」
「外国人はおみやげ用ハンコにいくら使うのか?」

バラエティ番組ですからそのような視点での興味本位な取り上げ方をするのは当然で、正直なところ、たとえ紹介されても当店にさほどメリットがあるとは思えません。
それでもたとえ数分、いや数秒でも映った方が映らないよりはマシでしょうし、何より取材そのものが面白そうなので、軽い気持ちでお引き受けしました。

ちょうど取材前日に、フィリピンからご家族旅行で訪日中のお客様からご家族の記念とご同僚へおみやげでデュアルハンコを4点ご注文いただいており、取材当日の13:00、引き取りに再度ご来店いただくことになっていました。

お客様のメールアドレスをうかがっていたので、早速メールでテレビの取材についてお願いすると、ありがたいことに即答でご快諾いただきました、これでひと安心です。

当日12:30に取材クルーが現れましたが、てっきり同行するものだとばかり思っていた通訳者がいません。

「あのー、通訳の方は?」

するとまだ若い男性クルーがポケットから例の自動翻訳機を取り出してこう言います。

「通訳は付きません、いつもこれでだいたい何とかなっています」

…大丈夫かいな。

そうこうするうちにフィリピン人男性が注文していたデュアルハンコ4点の引き取りにご来店。
ハンコの捺し方など私からの説明が終わった後、取材クルーがインタビューを開始しました。

しかし思った通り、自動翻訳機を介してのインタビューはなかなかスムーズにいきません。

クルーの質問内容も比較的簡単だったので、この際、僭越の失礼を顧みずに思い切ってしゃしゃり出ます。

「あのー、失礼ですが、その程度の質問なら私でよかったら通訳しましょうか?」

「ほんとですか、それは助かります」

というわけで生まれて初めてのナンチャッテ通訳開始。

「いつから・何人で日本に来ていますか?」
「旅行の予算はいくらくらいですか?」

そして私自身もいちばん聞きたかった質問がこれ。

「なぜおみやげにハンコを選んだのですか?」

するとフィリピン人男性は実に明快に答えてくれました。

「ハンコは日本の文化を象徴するものだし、自分の名前が漢字で彫られているなんてクールだよ。それに軽くてかさばらないから持ち運びも楽だよ」

番組では冒頭の「今、外国人観光客に人気の日本みやげは?」というクイズで少しだけ紹介されたにとどまりましたが、それでもデュアルハンコ「射論-SHARON-」の印面デザインと使用漢字説明シートがアップで紹介されたので了としましょう。

取材にノリノリ(死語?)でご協力いただきましたフィリピン人のお客様、まことにありがとうございました。  

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