Nスタ/TBS

■3月20日(木)TBS「Nスタ」(冒頭から約3分間)

「外国人に人気のおみやげというコーナーを企画しています。
取材にご協力いただければと思いご連絡差し上げました」

TBSテレビ平日夕方の番組「Nスタ」ディレクターから電話がかかってきたのは2025年3月19日(水)午後4時ごろ。

「明日朝から昼過ぎにかけて取材にうかがい、夕方の番組で放映する予定です」

例によって急な取材依頼ですが、もちろん二つ返事で快諾します。
ただし、明日の取材中、確実に外国人観光客が来店するという保証はどこにもありません。

「取材が今日だったら外国人観光客が2人来店したのですが」

「もし明日外国人観光客が来なくても何とかしますから問題ありません」

そうは言っても、テレビ局側としては外国人観光客がハンコを捺したときのリアクションはどうしても撮りたいところでしょう。

そして翌朝10時にスタッフが到着して早速店内の撮影から取材開始、あとはもう外国人客の来店を祈るばかりです。

放送に使う予定の素材や写真を急遽用意してスタッフのスマホに送信したりすうち、あっという間に1時間経過。
1階店舗でさらに必要な素材をスタッフと確認していると、店の外に人影。

…まさに天の恵み!地獄に仏!(表現が悪いか、笑)どう見ても外国からのお客さまです。

スタッフも喜びを隠しきれない様子で店のウキウキとドアを開け、お客様を招き入れます。
これがまた実に紳士的なお客様で、インタビュー取材のお願いにも笑顔で快諾、ありがたい。

アメリカからビジネスで長期出張中というお客様は、ご自身とご友人へのおみやげにデュアルハンコ5点をご注文。
ご友人お一人お一人のお人柄をお話しいただき、できる限りイメージに近い漢字を選んでいきます。

20分ほどの接客で注文完了、5点のデュアルハンコを本日お渡しするのはさすがに難しく、来週どこかのタイミングで完成品5点を引き取りに再度ご来店となりました。
テレビ局のインタビューも終えてニコヤカに店を出るお客様に、思わず手を合わせてしまいました。

スタッフも「良かったですね、撮れ高もバッチリです」と満面の笑み、どうにか面目を保ててホッとひと安心です。
しかし欲を言えば、完成したハンコを捺したときの外国人客のリアクションが撮れれば最高でしょう。

ところがその15分後、1階店舗でスタッフのインタビューに応えていると店の外にまた人影、今度も外国人です。

日本人の奥様と一緒にご来店いただいたのはイギリス出身のマスク越しにもそれとわかるイケメン男性。
もう5年以上日本にお住まいとことで日本語もお上手のようですが、会話はすべて英語でお願いします(笑)。

イギリスに住むお母様へのプレゼントにデュアルハンコをお選びいただいた理由はと聞くと、

「母はいつも日本的なものを欲しがるので、これまで日本酒や箸などを贈ってきたが、今回はハンコがいいと思った」

よくぞ今日注文に来てくださいました! またもや心の中で手を合わせます。

2時間後の15:00に再度ご来店でお引取り。
ここでテレビ局のたってのお願いでその場で試し捺ししていただくことになりました。
何度か練習の後、まさに「一捺入魂」で素晴らしい捺印シーンをを撮影することができました。

「母も自分の名前入りのプレゼントなんてこれまでもらったことがないだろうから、とても驚き、喜んでくれると思う。
漢字の意味もわかりやすく印刷してくれたのできっと理解できると思うし、なにしろ母の周囲には自分のハンコを持っている人はまずいないだろうから、あちこちに捺して見せびらかすかもしれないな(笑)」

もちろんお目にかかったことはありませんが、お母様の楽しげな笑顔が目に浮かぶようです。

こうして奇跡的にお二人もの外国のお客様にご来店いただき、取材は大成功のうちに終了。
夕方6時半からのオンエアでは、単にVTRを流すだけでなく、スタジオでもわかりやすく紹介され、好意的なコメントもいただきました。

これまで何度か紹介いただいたテレビ番組の中でも秀逸の部類に入ると申せましょう。
我慢強く取材をお続けいただき、限られた時間内で見事に編集して下さったスタッフさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

残念ながらこの番組が日本を訪れている外国人観光客の目に留まることはほとんどないでしょう。
しかし外国からのお友だちやお客様をお迎えになったり、これからビジネスや留学で海外にお出かけになる日本の方々に、先様への日本みやげとして私どものデュアルハンコをお選びいただければ、これに勝る幸せはありません。

訪日外国人観光客の増加に伴うオーバーツーリズムが問題視される今日、率直に言ってこの手の「日本みやげネタ」は食傷気味の感がないとも言えません。
しかし今回はMLBドジャース、カブスの来日が連日大きな話題を呼び、スター選手たちのオフタイムの過ごし方の一挙手一投足にも熱い視線が注がれました。

そうした中で「外国人観光客に人気の日本みやげ」というキーワードがメディアの注目を集め、それがひいては当店オリジナル・デュアルハンコの紹介につながったと申せましょう。

まさにMLB様様というところでしょうか、個人的には野球にまったく興味がなく、まことに申しわけない限りです。

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