東京ジャーナル 283号
「東京ジャーナル」は日本の文化や観光情報を広く世界に伝える、英語と日本語によるバイリンガル雑誌です。
その編集担当者から電話連絡で取材を打診されたのは令和5年(2023)11月下旬、もちろん喜んで即答OK。
取材当日は電話をくださった編集担当者に加え、某専門学校の女子学生2人の合計3人でご来訪。
「東京ジャーナル」編集はいわゆる産学連携プロジェクトとのことで、実際に質問してくださるのは学生さん。
ハンコを注文に来るお客様以外で、こんなに若い女性とお話しする機会はめったにありません、おじいちゃん大張り切りの巻(笑)。
まさにドブ板…もとい、立て板に水の如くスラスラと答える私を見て、最後に編集担当者がひとこと。
「どこかで講演か何かなさってますか?お話があまりにも面白かったものですから」
まさか、ただ単にサービス精神が旺盛…いや過剰なだけです。
「東京ジャーナル #283」は翌令和6年(2024)2月初旬に発刊されました。
しかし送られてきた見本誌を開い途端、まさに呆然自失。
老顔用メガネを首からぶら下げた皺くちゃの笑顔は、とても64歳(当時)とは思えない老けっぷりです。
しかしその点にさえ目をつぶれば、記事はとてもわかりやすく、しかも英語も併記されているので外国人にも読みやすい内容になっています。
早速当該ページを拡大コピーして臆面もなく店内の目立つところに掲示しました。
そしてその2か月後、ロサンゼルスから訪日の若い女性のお客様にこう言われました。
「大学の図書館で東京ジャーナルを読み、日本に行ったらこの店で自分のハンコを注文したいと思って来ました」
こんなにうれしいことはありません。
たとえ1㍉ずつだとしても、狭い世界が確実に広がっていくのを実感します。
編集ご担当のIさん、このたびはお声がけいただきありがとうございました。