NHK出版デジタルマガジン

文福堂印房三代目店主のインタビューがNHK出版デジタルマガジンに掲載されました

教師にも恵まれたおかげで中学3年間を通して英語はずっと「5」で通すことができました。
将来は弁護士か外交官か、などと親にも大いなる期待を抱かせるに十分な、文字通りの「優等生」でした。

しかしそんな優等生も、高校1年の2学期を境に、まさに坂道を転がり落ちるように奈落の底へと堕ちていきます。
私服通学をいいことに、学校帰りに吉祥寺で途中下車してロック喫茶に入り浸り、慣れないタバコを大人ぶってくゆらすあたりまではまだ可愛いものでした。

それが徐々にエスカレート、朝も吉祥寺で途中下車。喫茶店でモーニングを頼み、10:00開店と同時にパチンコ屋になだれ込みます。
1時間ほどでさんざんに負けてようやく昼休み中に登校したと思ったら、今度はメンバー3人かき集め、昼休みのうちに高校を抜け出して吉祥寺にUターン、当時駅前にあった「東南荘」で悪友と卓を囲みます。

そんなことをしていて授業について行けるはずもなく、高校2年後半からはロクに学校にも行かずフラフラしていました。

あの頃の自分に何が起こっていたのか、半世紀を経た今振り返っても明確な答えは導き出せません。
しかし、それまで眠っていた【怠惰】という名のわが内なる悪魔が、ひょんなことから覚醒してしまったのは間違いないようです。

そしてそれからあっという間に40年近くが過ぎた56歳のある朝、日課のウォーキング途中にふと思い立ちました。

「そう遠くない将来、死の床で身もだえするほどの後悔に苛まれることのないよう、中学生当時あれだけ好きだった英語に、もう一度挑戦してみよう」

それから10年間、ゆっくりとしたマイペースではあるものの、倦まず弛まず飽きずに英会話学習を続けたおかげで、今日では半世紀前の中学3年生当時のレベルを少なからず凌駕する領域にまで達していることに、ひとまず安堵を覚えます(もちろん道はまだ果てしなく続いていますが)。

それどころか、あくまで趣味の一環として、生涯学習のつもりで習得を目指してきた英会話が、今や多くの外国人客を迎えることにつながり、弊社の経営基盤を強固に支えてくれています。

逆に、10年前のあのとき英会話学習再開を決意していなければ、コロナ禍を契機とした「脱ハンコ」「オフィスDX化」による国内需要の急激な落ち込みで、今ごろは廃業に追い込まれていた可能性も否定できません。

いやまったく、人生は何が幸い(災い)するかわかりません。

縁あって今年1月、NHK出版が販売する英会話音声テキストの利用法、及び英語学習動機付けの維持についてインタビュー取材を受けました。
当初は漫画形式にして各英会話テキストに広告掲載されるという話でしたが、それに加えて同社デジタルマガジンにほぼインタビュー全編が掲載されました。

公共放送関連会社なので一応匿名扱いになってはおりますが、本人や店内の写真も数多く掲載されておりますので、この場においては「これは私です」とコッソリ断言させていただきます(笑)。

インタビューは2部構成で掲載されており、それぞれ下記リンクからお読みいただけます。

①57歳、パスポートなし。40年ぶりに英語を学びなおして生まれた変化──「ラジオビジネス英語」を【聞いて】学ぶワケ

②キーワードは“会話を生む接客”!──英語の学びなおしで海外客が増えたワケ

弊社実店舗「はんこランド東京/デュアルハンコ東京」はこれまですでに50以上の国と地域からお客様をお迎えしています。
そしてほんとうに驚くべきことに、そうした海外からのお客様方は皆一様に、程度の差こそあるものの、しっかりと意思疎通できるレベルの英語をお話しになります。

英語はもはや「国際語」であるということを、日々接客のたびに痛切に感じさせられます。

はなはだ僭越ながら、上記インタビュー記事が「こんなオジイチャンでも英語を話せるようになるんだ!」という刺激となって、多くの、特にお若い英語学習者の皆さんの背中を押して差し上げることで、日本人の英語話者が増えることに貢献できれば、たいへんうれしく思います。